ここで一回、死んでみる【夢をかなえるゾウ4】

読んだ本
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2020年7月9日に発売されました、夢をかなえるゾウ4のレビューです。

夢をかなえるゾウシリーズといえば

関西弁を話すゾウが人生に行き詰まってる人のもとに降臨し、おちゃらけながらも課題を出してその人の夢をかなえる手助けをするというストーリー。
ガネーシャの振る舞いに笑いながらも主人公の成長ぶりに勇気をもらった方も多いのではないでしょうか。累計400万部売れたベストセラーです。

夢をかなえるゾウ1−3

ドラマ化もされました。プライムビデオで視聴可能です(30日間無料おためし)

今回の新作のテーマは「死」

これまでの主人公は…
1.ダメダメサラリーマン
2.売れない芸人
3.恋も仕事も諦めきれないOL

でした。

が、新作はちょっと違う。

余命3ヶ月と宣告された妻子ある平凡な会社員

「自分はまだまだ若い。これからも愛する妻とかわいい娘とともに過ごそう」
と思っていた矢先の出来事でした。

残された時間は3ヶ月。

あなたならどうしますか?

死ぬ間際の人が後悔したこと10ヵ条

ガネーシャとともにやってきた死神が、
主人公に「死ぬ間際の人が後悔したこと10ヵ条」をあげます

1.本当にやりたいことをやらなかったこと
2.健康を大切にしなかったこと
3.仕事ばかりしていたこと
4.会いたい人に会いに行かなかったこと
5.学ぶべきことを学ばなかったこと
6.人を許さなかったこと
7.人の意見に耳を貸さなかったこと
8.人に感謝の言葉を伝えられなかったこと
9.死の準備をしておかなかったこと
10.生きた証を残さなかったこと

主人公は到底自分の死について考えられない、考えたくない。
だってまだこんなに元気なのだから。

迫っている死から目を背けたかった。
けれども遺される妻と子供が苦労しないため、1億円を貯める決意をしました。

ガネーシャの教え

今回のガネーシャは死神の10ヵ条に関連した
17の課題を主人公に伝えます。

具体的な内容はネタバレになるため避けますが、

・自分を大切にすること
・これまでのわだかまりを払拭すること
・今を大切に生きること
・受け入れること
・死生観について見直すこと

など、生きること・死ぬこと・つながること
についての学びでした。

あわせて読みたい

ひすいこたろう著 あした死ぬかもよ?

衝撃のラスト 胸に刻んだ16番目の教え

物語は終盤にいき、主人公の生き方がだいぶ活き活きしてきたな…
残りわずかな人生、この調子で続けたかったろうなぁと思っていた矢先の大どんでん返し

「そんなことになる!?」

前作にはなかった展開にびっくり・・・。

この衝撃のラストでガネちゃんが伝えた
16番目の教えは一生覚えておきたいです。

私もあなたも必ず死ぬ

当たり前だけれど、人はいつか必ず死にます。
でもいつ死ぬかはわからない、
天寿を全うするかもしれないし明日突然死ぬかもしれない。

死ぬとわかっているならどんなことをすべきか
どんな人生を過ごすべきか。

この本を読んで、いったん自分の命があとわずかだったらと考えてみる。
いったん死んでみる。

✔︎死ぬ前に何をしたかったか?
✔︎死んだ後、遺された家族はどうすれば助かるか?
✔︎自分はこの世の中に何を残せるのか?

そんなことを立ち止まって考えて、また生きるつもり。

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