本屋大賞2022の候補作である、赤と青とエスキースの概要と感想です。
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🟥 本の感想
🟥 こんな人におすすめ
赤と青とエスキースのあらすじ
2021年本屋大賞2位『お探し物は図書室まで』の著者、新境地にして勝負作!
PHP「赤と青とエスキース」
メルボルンの若手画家が描いた1枚の「絵画(エスキース)」。日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。 2度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。
一言で言うと、人生「これでいいのか?」と迷っている人が道標を見つけて前に進んでいく、というストーリーです。
各章は下記の通りです(あえてちょこっとだけ紹介します、その方が面白いと思うから)
プロローグ
第一章:「恋人」への愛
第二章:「推し」への愛
第三章:「弟子」への愛
第四章:「元彼」への愛
エピローグ:「???」への愛
読んで感じたこと
私は三章の弟子への愛と、四章の元彼の愛が心に残りました。
自分はこんなにうだつのあがらない人間なんだと落ち込む登場人物に、「そんなことない、ちゃんとあなたのことちゃんと見ていますよ」とそばにいる誰かが見守ってくれている話です。
特に四章。これまでなんでもパッとしなかった50歳の女性。やっと見つけた素敵な職場でどんどん活躍していこうと奮闘するのに、心の病でそれができなくなってしまう。
そんな時にかけよる大切な人からの言葉は、まるで私に語りかけてくれているようでした。
生き延びなさい。それだけでいい。そうすればいずれどこでも行ける。たくさんのことができる。“時期がくればいろんなことが変わっていくわ”いつまでも同じ状況なんて何ひとつないのよ。
赤と青とエスキース第四章より
第四章で半泣きになり、エピローグの見事な伏線回収で涙が流れる、そんな一冊です。2022本屋大賞候補作でもあります。
こんな人におすすめ
🟦 感動したい
🟦 恋愛気分を味わいたい
🟦 くよくよしている自分に元気をもらいたい
🟦 サクッと読みたい
この本の著者、青山美智子さんが出している「お探し物は図書室まで」は2021本屋大賞2位と、これまた人気の本です。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
もう少し私の主観が入った感想は、noteにまとめています。
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